Shinya B 写真展、現代ハイツ・ギャラリー(東京・世田谷)

ワタクシめの長年の友人、むちゃくちゃお世話になっている友人の筆頭に上がっている
Shinya Bこと渡部真也さんが、東京は世田谷の現代ハイツ・ギャラリーにて
作品展を開いております。展示期間は4月24日の火曜日をもって終了だそうです。

彼が昨年ぐらいからでしょうか?(真也、間違ってたらごめん。)、
iPhoneで撮影したものをFacebook上で公開し続けているのですが、
その作品を今回幾つか公開するそうです。

ワタシも、Facebook上でリアルタイムでそれらの写真を見てきたので、
これが実際に紙に焼かれて、新たな形というか質感が加わると
どうなるのか、とても見たい衝動に駆られるのですが、
いかんせん、自分の居場所が東京でないことに阻められ
どうも実現しそうにありません。
なので代わりに行ってください!とブログ経由でシャウトアウトしてみました(笑)。


Our World — エブリディ写真者宣言 by シンヤB
この作品はどこで終わりを迎えるのか? 永劫回帰な写真展。

現代ハイツギャラリー
東京都世田谷区北沢1-45-36
http://gendaiheights.sakura.ne.jp/

営業時間:
平日、月曜日から金曜日: 午後3時から夜の12時まで
週末、土曜日、日曜日: 午後1時から夜の12時まで


真也発のお知らせメールの中に書かれているプロフィールと、
この写真展のコンセプトを、参考までに掲載しておきます。

    shin-ya b.(ワタナベシンヤB)

    1967年生まれ。Tyler School of Arts大学院卒(米国ペンシルバニア州立テンプル大学芸術学部大学院)。
    20代、テレビ報道に従事した際、視聴率と報道内容の関係にショックを受け、その反動で自身の作品を作り始める。音楽、デザイン、ダンス、アートと多岐に渡る活動を24年間続け、クロスメディア、クロスカルチャルな活動を展開している。 芸術教育者として、米国ペンシルバニア州立テンプル大学から、上級准教授に任命され、日本校にアート学科を新設。2013年、テンプル大学日本校アート学科は設立10周年を迎える。

    <ステートメント> シャッターを切ると、そこにある何かが物質に変換される。私は、自分の持っている感覚に近いものを、その物質化された世界に探し求め、他者との共有を試みる生活を送っている。この写真と呼ばれるものは不思議な産物である。「そこにある何か」は、私の感覚を2次元的に他者に投影する試みとして利用されてしまう為「そこにある何か」とは違うものになっていることが多いからだ。私は、そんな写真同士を、日々繋いでいく作業をFacebookで試みている。そんな人間による「エブリディ写真者宣言」となる展覧会。 エブリディ・フォトグラファー・マニフェスト 写真は、人生を豊かにするために存在していることを忘れないこと。 毎日、写真を撮影する。Facebookで共有する。 なるべく、撮影された日にアップロードする。写真が貯まったら、本を出版、もしくは展覧会を行うこと。 #そして、ルールに縛られないこと。


こう、写真を撮った時点は、オフラインの世界なわけで、
それがFacebookに上がった時点でオンラインの世界になり、
今度、それがギャラリーっていう空間、つまり、またオフラインに戻ってくる。
この流れを繰り返したり、模倣するとこは出来ても、
個々の作品が歩む道というか、個々が(我々に)見せるものには、
同じものも無ければ、リピートもない(させない)、詰まるところの一本道で。
その一本道の上での、ワタシの(あなたの)立つ場所、風景も、
決して瓜二つではなくって。ま、当たり前のことなんですが。

あなたは何を見るんだろう。

待つことには慣れておりますが

やはり、慣れているとはいえ、待っている間のジリジリとした感じであったり、
何も手につかなくなる感じであったり、
何かと気分に変化が出るものですねぇ。しみじみ。

友達と、友達のお嬢さんと一緒に
子供のパーティー・ゲームの一つのWink Murderをプレイした時のこと。
このゲーム、ウィンクされると死ぬ、っていうのがゲームの基盤で、
キラー役(鬼ごっこで言うなら鬼役に相当)が、誰にも気が疲れないように
他のプレイヤーを一人ひとり、ウィンクで殺していき、
ウィンクされたプレイヤーは、ウィンクされた時点でゲームから離脱(死んだことを示すポーズを速やかにディスプレイする・笑)。
誰にも気が疲れずに全員を殺せたら、キラーの勝ち、
他のプレイヤーは、誰がキラーか当てて、当たったら勝ち。
他にも細かいルールは若干あるものの、トランプのダウトゲームにも似たような、
ポーカーフェースぶりを競うもの。

何でこんな話をしているかと言えば、
ワタシがキラー役のラウンドで、友人の一人が、キラーは麻美子に違いないと
発言した際に、なんで判るのか、その理由を自分も含む皆が聞けば
「普通だったら、さっさかウィンクして殺していくのに、
ここまで時間を引っ張って、じっとタイミングがくるのを待てるほど気長なのは
麻美子以外はここにいないから」という答えが返ってきました(笑)。
ワタシはこと時、ああ、この友達は、本当に私の性格をよく分かってるなーと
ただ、ただ感動致しました。はい。

で、冒頭に話は戻りますが、
もしかして、この、今のワタシの待たされてる状況というのは
人によっては、気が狂いそうになるぐらいの、遅い時間の流れなのかしら?
って、ふと思いまして、、、

ただそれだけです。すみません(爆)。

アルバム、and it beginsの発売まで後4週間

photo by Gulnara Khamatova


はっ!と気がつけば、一ヶ月を切っていました。
いよいよカウントダウン!という感じです。
何の?
アルバムの。
誰の?
わ、わたくしの。
え?何をするの?
う。歌をうたいます。

って展開にでしょう、どう考えても。

それでも

ちょっとでもジャズも面白いね、とか思ってくれたら、、、
というよりも、
実は本当のところ、ジャズだなんて認識する必要もなくって、
こう、FBのLike!のボタンを押すのと一緒で、
あ、いいね、って単純に口を吐いてきたらいいんじゃないかな、って。
って最近、生意気にも思うんです。

ダイキムジカのサイトに行って頂きますと
and it beginsの各トラックの試聴だけでなく、実際にアルバムに入っている
ライナーノーツの原稿をお読みになれます。、、、と大した文章でもないのですが、
曲の説明や、百々さんを一とする仲間、
そして友人、家族への感謝の気持ちが伝わればいいな、なんて思いますし、
ライナーノーツを読んで、余計に発売が待ち遠しくなって下さったら本望です。

いやはや。

アルバムのポストプロダクションの作業と
通常の仕事とで、ひっちゃかめっちゃかで
Tax Returnに全く手をつけていないことに
先ほど気がついて、体温が2度ほど下がりました。
冷〜〜〜〜〜〜。

ま、週末にでも。
(本当だな?)

で、明日はご飯を食べに行ってしまう、
誘惑に弱い今日この頃。

そして〆は当たり前ながら、、、

アルバム『 and it begins 』は、
4月25日(水)ダイキムジカより発売。
現在、小売店様でご予約頂けます!
小売店様のリストはこちら
もちろん、オンラインだけでなく、お店で直接もアリですよ!

ですよっ。

11月に日本に行ったら

色々、あの人に会いたい、この人にも会いたい、
あれを食べたい、これも食べたい、あれしたい、これしたい、ってのが
どわーっと既に頭の中を渦巻いているんですが、
例年通り、どちらかというと快速っぽい滞在なので
(中央線で言う特別快速ほどの飛ばしてるぞ!って感じに速いわけではないですし、
京王線やら小田急線で言う急行ほど速い感じではないです。
どちらかと言うと、それなりに速い、快速、準急、ってな。)

今回、11月2日から15日までの滞在で、
実稼動日としては、3日から14日(2日到着、15日戻りなので)、
いい感じで飛び石っぽくギグが入っていて、
ああ、そのカレンダーを見ると、
ひょっとして久しぶりにワークショップとか、やっても
いいかしら?って気分にもなってきてるんですが、
東京でやるか、ひょっとしたらギグが入るかもしれない
名古屋でやるか、ちょっと悩んでおります。はい。

どちらにせよ、人が集まらないと実現できないので、
もうちょっと考えて見ますが、
ワークショップ、もしくはレッスンに興味のある方、
連絡下さい。時間が許す限り、アレンジさせて頂きます。

連絡はFacebook経由でも、mixi経由でも
メール経由でもオッケーです。

mamiko@mmkmmk.com

あ、これ、シンガー仲間の皆様にFWDして下さって良いです、もちろん!


Metropolitan Room Flyer


Tomi Jazz Flyer

the words to remember, a person to remember…

Once I was a sentimental thing;
Threw my heart away each spring.
Now a spring romance
Hasn’t got a chance.
Promised my first dance to winter.
All I’ve got to show’s a splinter
For my little fling.

Spring this year has got me feeling
Like a horse that never left the post.
I lie in my room
Staring up at the ceiling.
Spring can really hang you up the most.

Morning’s kiss wakes trees and flowers,
And to them I’d like to drink a toast.
But I walk in the park
Just to kill the lonely hours.
Spring can really hang you up the most.

All afternoon the birds twitter-twitt.
I know the tune. This is love, this is it.
Heard it before
and don’t I know the score.
And I’ve decided that spring is a bore.

Love seems sure around the new year.
Now it’s April. Love is just a ghost.
Spring arrived on time,
Only what became of you, dear?
Spring can really hang you up the most.
Spring can really hang you up the most.

College boys are writing sonnets
In their tender passion they’re engrossed
While I’m on the shelf
With last years easter bonnets
Spring can really hang you up the most

Love came my way. I thought it would last.
We had our day, now it’s all in the past.
Spring came along, a season of song,
full of sweet promise
but something went wrong.

Doctors once prescribed a tonic.
Sulfur and molasses was the dose.
Didn’t help one bit.
My condition must be chronic.
Spring can really hang you up the most.

All alone, the party is over.
Old man winter was a gracious host.
But when you keep praying
For snow to hide the clover,
Spring can really hang you up the most.


    Rest in peace, Ms. Fran Landesman.
    Thank you for beautiful words.

    Fran wrote the lyrics to those songs that
    we, jazz singers, adore:

    Spring can really hang you up the most
    Ballad of the sad young men
    Small day tomorrow
    Nothing like you

水ぶくれできちゃったりしつつも

ふと振り返ると時間に余裕ができていて、俄然、考え事する時間
(シュミレーションをしてるとか、構想を練っているなんて言うと聞こえはいいが、
一歩間違えば空想壁という言葉で片付く可能性も大有りな行為)
も必然的に元通りのサイズに拡大。
なんか、やっと落ち着いて、音楽聞こう!であるとか、
お友達のライブを見に行こう!であるとか、
そゆことがしたい、できそうな気分になれる、この喜び。

嬉!

なのである。

それぐらい、ここ一ヶ月は妙に忙しかった。
だって、マッサージに行っちゃったもん!(自慢すべきことではまったくないんですけど。)

ワタシは生まれてこの方、4度しかマッサージというものに行った事が
なかったのだが、流石に弱音をちびっと吐き、
人生5度目のマッサージにまで行った位、
限界っていう名前の天井にタッチできちゃいそうなほどの状態。
大まじめに自分史の中では大変珍しい状態だったと思う。
ちなみに、生まれて初めてのマッサージは、
スポーツ理学系のマッサージで、所謂、医者に施してもらい、
2度目は渋谷にある某テレビ局近くの中国人のやってる店。
そして後の二度は、アメリカに来てからで、今回行ったのと同じ店。

今回は、Grouponを利用して(!)、チップを含めて考えると
最終的には3割り引きぐらいの金額で、
ホット・ストーン・マッサージってのをやってもらった。
これがですね、はんぱじゃなく

熱い!

ん・で・すって、笑えないぐらい。
でも、我慢したんです、きっと体にいいに決まってるって思って。
実際、なれると気持がいいんですが、
終わって、ああ、やっぱり!背中が一箇所火傷してました。
とほほ、です。

それでも、普通のマッサージより、血行がよくなって、
とてもよかったので文句言えないんですけど、、、割引だし。
(火傷して、水ぶくれができたところ以外は。笑)

箸休め(になるのか?本当に?)。




先月のトミジャズでの一こま。ベースのスティーブ君とデュオでOld Devil Moonです。
雑音がスゴイのですが、良い雰囲気が伝わると思うのでアップしてみます。
ちなみに、ご本家のYoutube上では、unlistedのまま(公開の設定にしてない)ので
こちらのリンクからのみご覧いただけます。

    スティーブくん、画面では時折手が写る以外、まったくフレームに入ってません。
    カメラの位置が固定な故なんですが、、、
    その代わりといっては何ですが、ピアノを弾いていない
    どどりんが、最初から最後まで写っております。
    世界に散らばる百々徹ファンの、特に背中ファンには涙が出るほど嬉しい映像ですね!笑

スティーブ君とのデュオでのギグを、どこかでブックしたいのですが、
まだ実現しておらず。お客様と近くて、暖かい雰囲気があって、
ベースとボーカルのデュオに適した場所、ないですかね?
ニューヨーク、もしくはニューヨーク近辺で。
ベースとボーカルのデュオだと、コーヒーハウスのような場所なら
完全にアコースティック、もしくは歌に小さいアンプとマイクを使うだけで
十分なので、出張、しやすいですよー。(宣伝ピッチ)
コーヒーハウス・ツアーとか、いいなー(美味しいコーヒーを沢山飲むところを想像中なり。)



11月の日本滞在。未だ何も決まってないのですが~、
今からとても楽しみです。
今回は、久しぶりにteachingなんかも検討しようかと思ってますが、
どうなるかしらん、スケジュール、、、うーん。

大らかでありたい

このごろ、価値観っていうんだろうか、
そゆものを考えさせられる、そんな機会に多々出くわす。
これも恵みの一つなんだろうな、などと思ったりもする。
(と、ちょっとだけ、いい子ぶって。)

一生持ち続ける価値観みたいなものもあれば、
人生の、節目、区切りに沿って、生まれる価値観、
役目を終えて消えていく価値観、そんなものもあるだろう。
なんというか、意外に流動的というか、季節的というか。

その時の自分のココロに沿った、信じられるもの、
そんなものが形を変えて、価値観なんていう名札をぶら下げて、
転校生が教室に入ってくるように、自分の中に入ってくる。
そんなイメージ。

なんだかんだ言って、日本で生活した年月よりも
ここ、アメリカで生活した年月が、少しだけ多くなった。
楽しいことも、嬉しいことも、悲しいことも、辛いことも、
出会いも別れも、どっちの国に居るときにも潜り抜けてきた。

そういう人生の機微に触れる度、
気負いというものが自分から徐々に抜けていく。
一枚、二枚と剥がすような。


    日本人だから
    一人っ子だから
    女だから
    ボーカルだから
    音楽やってるから
    二足わらじ履いてるから
    ニューヨークに居るから
    ジャズやってるから



色々あるんだろうけれども、
どれも否定できない。
絶対に、自分の中にあったと思う。

完全に消えたわけではないが、
随分と自分がシンプルになりつつあるな、と思えるのは
実はすごく幸せなのかもしれない。
今は、だから、の後に括弧して、「だから?」を入れてバランスをとる。


日本人だから。(だから?)



だから

だから?

で打ち消されて、

日本人

が残る。

そうです。
単に日本人というだけでいいんだと思います。


何が言いたいんだよ、お前は?

多分、ですけれども、

大らかでありたい

って言えば早かったのかもしれないです。

今思うこと。

日本に居られる皆さん、

本当に今、辛い時ですね。
地震、津波、そして原発事故。
眠れぬ夜を過ごされていることでしょう。
国外に居る者の一人としては、
ただただ皆さんの無事と、
心休まる日々が戻ることを祈ること、
そして募金をすることしか、今はできません。
大変歯がゆいです。
恐らく、国外にいる日本人だけでなく、
世界中の多くの人達が、そのように思っているんじゃないでしょうか。

自分が、911の時に、沢山の人達に助けられ、
沢山の人達に愛情と勇気をもらいました。
今、こうして私が歌をうたっていられるのも、
そういった皆さんの励まし、愛情の賜物です。
今度は私が皆さんに、何かをする番です。

いったい何ができるか分からないのですが、
私なりに何がやれるか、がんばってみます。
だから、皆さんも頑張って下さい。
そして、私だけでなく、
沢山の日本人ニューヨーカー達が、同じ気持ちで頑張ってますから!

がんばりましょう。
皆でがんばって、乗り切りましょう、この苦境を。

日本の音楽がアメリカのiTunesにあることについて思うこと。(updated)

本題に入る前に!
この月曜のNB Loungeは、pianoにsenri oeさんをお迎えしてお届けします。
予定通り、7時半スタート、No Cover, No Minimumですよ!
Come to NB Lounge 🙂


さて。

いくらジャズ専門で唄っていても、いくらジャズが好き!と言っても
元々、ジャズから音楽畑に入ったわけではない自分であるからして、
日本の音楽、周囲が想像する以上に、本人は好きなのである。
正直、高校生以降、邦楽系のポップス、ロック、そちら方面は聞いていないし、
高校生のお小遣い、バイト代なんて大した額ではないので、
自力でアルバムを買って、なんていうのには限界があったし、
You & I(懐かしい?)で借りるなんて言っても、やはり限度があったし。
兄、姉がこれでいたら少しは環境も違っていたと思うが、
それもいないので、知っているものというのは無茶苦茶少ない。
自慢には全くならない話だ。
だけれども、何気に好きなのである、日本の音楽が。

だから、大人になった今、そしてネットが普及して
色々なところから、あの頃聞きたかったもの、
自分より大人の方々の世代が聞いてきたもの、創ってきたものを
好きなだけ遡って聞ける環境になり、
遅ればせながら、高校時代のキャッチアップ、
洋楽ばかり聞いていた大学時代、ジャズばかり聞いていた大学時代、
その間に逃したものをキャッチアップに勤しむ日々(というか、週末、厳密には。)
時間が許す限りにドップリいってしまうし、それがまた楽しかったりする。


アメリカに長く暮らしていると、日本人のアーティストの音源を入手する手段は
かなり限られている。例えば、通販(アメリカの日系書店のサイトがメインで、
最近では直で日本のamazonなど)、紀伊国屋さん(あまり多い品揃えではないですが)、
book offさんとか(中古ですね)、あとは、親、友人が来る際に持ってきてもらう、
人からコピーさせてもらう、など。

ここに、最近は数に限りがあるものの、iTunesからダウンロードというのが加わった。
セレクションの狭さに笑いすら込み上げるものがあるが(失敬!仕方ないですよね。すんません。)、
時間をかけてiTunes上を徘徊すれば良いものにも当たる。
その時間をかけて巡り会ったもので、ああ、巡り会って嬉しい!っていうのには
saigenjiさんであるとか、kicellさんなどがあったりするし、最近では
吉田美奈子さんの昔のアルバムがぽこっと一枚だけあったりして、え?みたいな。
そういえば小坂忠さんも2000年ぐらいに発売になったものがヒョッコリありました。
こゆワタシ的にはハッピーなものに並んで、ワタシのよく存じ上げない方々、
と柔らかく呼んでおきますが、思ったより何気なーくダウンロード化に注力されてたりして。
所謂、日本のカラオケシーンでは断然強いであろう方々ですね、
昨年でしたか?、電撃結婚だか婚約だかされたA.H.さんとか。
そゆラインの。

で、

ちょっと話がごちゃっとしそうなんだが、WEBで自分のコンテンツをサーチエンジンで
ひっかかり易いようにキーワードを噛ます、仕込み技(!)があるわけだが
例えば、エリントンの作品に傾倒しているアーティストだったら、
デューク・エリントンって仕込んだりとか、ま、色々、キーワードとしては考えられる。
結局、どんな人に自分を見つけて欲しいか、ってのがマーケのポイントなわけで、
有名な話で、自分のレズメをオンラインで公開して、採用して欲しい会社数社の
社長の名前を仕込んで、社長の名前をウェブでググると自分のレズメと
自分からのメッセージが一番に出て来るようにして、自分が望んでいた会社に
就職した人の話は、去年、ネットを大きく賑わせた。
(頭、いいよねー!)

さて、話を戻しますが!

ワタシは自分でアルバムを出しているわけではないので、
iTunes Storeのしくみはよく理解できていないが、
Geniusであるとか、Pingなどを見る限り、SEOを考慮したものが
絶対存在するだろうな、と。
恐らく、iTunes Storeにアップしたアルバムなり、楽曲の
ジャンルってのは、購入見込み客?Potential BuyerのGeniusや
同じようなものを好むPing経由の横繋がりっていうんだろうか?
それにも少なからずとも影響があるんだろうな、と察するわけだ。
これは、その道のずぶの素人であるワタシにも想像できることだから、
その道、その筋の方には考慮済みというか、理解しているだろうな、
期待してしまうのである。

んだがー、

クラシック、ジャズ、ゴスペルなど、ジャンルがハッキリしているアーティスト以外は
極少数を除き、かなりの多くのアーティストがJ-Popで登録されているという事実。
これいかに?

例えば、最近見つけた吉田美奈子さんの「扉の冬」と小坂忠さんのアルバム数枚。
吉田美奈子さんはJ-Popで登録されている。
小坂忠さんのゴスペル系のアルバムは、ちゃんとゴスペルで登録されてますが
それ以外のものは、やはりJ-Pop。

ワタシ的な発想からしたら、例えば吉田美奈子さんの「扉の冬」を聞いて欲しい人達というのは、
まず、J-PopをアメリカのiTunesストア探す、購入する層には多いのか?
A.Hama◯◯◯◯.であったり、Aya◯◯、◯tadaなどのアーティストを好んで聞く人達に、
果たして吉田美奈子さんを聞いて欲しい、一番のターゲットなのだろうか、と疑問が浮かぶ。
むしろ、Carol King, James Taylorなどを好む層、Popというジャンルを選ぶ人達、
もしくは、Carol KingのTapestryなどを聞く層、Rockというジャンルを選ぶ人達に
すんなり受入れられる可能性の方が、未だポジティブだよなーって思う。
もっと一歩踏み込んで、Singer/Song/Writerという区分だっていけるかもしれない。
ただ、率直に言ってJ-Popをカテゴリーに選んだ時点で、アメリカのダウンロード市場では
まず日の目を見ないんではないか、というのがワタシの懸念。
これは小坂忠さんのアルバムも同様のことだ。
ぶっちゃけ、Bonnie PinkさんがJ-Popで上がってるのも、ちょっと疑問。
確かに本国ではそうなんだろうけれども、違うジャンルを当ててもいいような気が
(もしも、本気で売るなら、ってことで。あれは、純粋にPopに入れたほうが
多少なりとも希望が持てるような???英語の詞の楽曲が多い方ですし。)

矢野顕子さんは、ご自身のリーダーでは、エレクトラから出されたLove Lifeと
ノンサッチから出されたPiano Nightlyが上がってる。
Love LifeはPopで、Piano NightlyはJazzで登録されているのは
レーベルのカラーと、レーベルのマーケの判断だと願いたい。
でも、どちらも言えるのは正しい区分けだな、という点。
矢野さんは、Singer/Song/WriterでもWorldでも行く(ける)可能性は
きっとあったんだろうけれども、このカテゴリーを各々選択したことで、
はっきり、どの辺りの方に聞いて頂きたいってのが一発で理解できるし、
どうスッコロんでもJ-Popとはしないだろうなー、と。
ちなみにyanokamiは、ヤマハからシングルが2種出されていて、Electronicで登録されてる。
これも最も適したカテゴリーだし、思わず拍手。

ここでもう一度言うけれども、ワタシはiTunes Storeの登録過程を知らないから、
ひょっとしたら、日本国内で登録した際に、日本での登録内容が平行、強制で用いられるのかもしれないし、
ひょっとしたら、登録を何度か国に分けるとか、手間をかける方法があるのかもしれない。
(日本は日本、アメリカはアメリカ、欧州は欧州、みたいな?)
矢野さんのような例は特異な例の一つで、海外のレーベルが登録を独自にしていて
日本とは連動してないから、うちではできないんだよー、みたいな
大人の事情?があるのかもしれないし。
その辺りは分からないけれども、
もしも、


私達、JapaneseでPopやってます、という理解で、
じゃ、J-Popだよね、選ぶのは、

ってなっているのだったら、なんだか妙にもったいないと思うし、
加えて、こゆのを垣間みると、実は、ひょっとしたら


ま、メインは日本市場だし、海外はよくわからないから、
もし、売れたらいいよね〜、とりあえず、ワールドワイドにしとく?

っていう、なんとなくStoreに入れてみました、っていう観点からやってるのかなー、とか、


海外にいる日本人のみを対象で、著作権的な観点や音楽の内容的に問題がないもの、
とりあえず、テスト的に出してみてます、

っていうgood willっぽい観点からやってるのかなー、とか。
でも、それだったら、確かにJ-Popが一番妥当なのかもしれないですけれども。
そう、アメリカに住む日本人を第一にマーケの対象にしているなら。
要らぬことを考えてしまうのである。


いや、勿論嬉しいんですよ、日本の音楽が量は少ないにせよ、
ダウンロードできるのは!
でも、日本の音楽を誇りに思い、自分がジャズをやっていても、
大きく影響を受けた音楽の一つなわけだから、
そういう「素敵」を、日本人以外にも伝えたいな、って日々、思う自分ですから、
こういう些細なことが、些細なことに思えないのです。


変ですか?こゆ心配事っていうか、concernって(笑)。
ジャズ屋なんだから、ジャズのことだけ心配しとけ、って言われたら
はい、それまでよ、なんですが。てへへ。
どなたか、お詳しい方いらっしゃったら
是非、教えて頂きたいです、この登録の過程。
なんか、知っておかなくちゃいけないような、
そういう思いに、漠然と自分が在るのです。

もしも、強制的に日本の登録内容が平行で登録されなくては
ならないような事情があったとしたら、
それは変えるようにAppleに働きかける、意思表示を皆がすべきだと思うし、
絶対、海外のマーケットを視野に入れている人には重要な問題だと思う。

(個人的には、強制ではないと睨んでます。
だって、アーティスト名はローマ字、英語で登録できて、
タイトルは漢字のままの方と、
アーティスト名とアルバムタイトル、曲名まで
きちんとローマ字、英語表記にされて登録がなされている人がいるってことは
ジャンルの選択も、きっと選べるんじゃないかって、
単に、レーベルが一手間をかけたいか、かけたくないか、
その辺りが一番の問題なんではないか?って、ついつい疑ってしまうんですが。)


但し、一発ガツーンを期待して、
例えば、いきなりJ-Popという用語が、
Tofu, Soy Sauce, Tempra並みに浸透したとしたら
J-Popを最初から噛ますという選択は、イキなのかもしれない。
その大ブレイクを待ってJ-Popにノッケから賭けてるのだろうか?
だとしたら、それはそれで凄いかも!


追記:
昨晩、ブログを更新した後に、本当に偶々なんですが、ふと思ってPat MethenyのThe First CircleのアルバムをUS iTunes Storeでサーチをかけたところ、このアルバム、何故か2つ登録されてまして(いつからそうなのか、いつそうでなくなるのか、ワタシには分かりませんが)、一つは、ジャズのカテゴリーで$9.99で、もう一つはオルタナティブのカテゴリーで$7.99で出てました。解説も、曲も、曲の長さも、発売年度も、ミックスの違いも特には明記されてなく、どう見ても同じもの。はて?これはマーケティング上、何か意図があるのか?単なる、iTunes Store側の何かのミスか、それとも、セールが行われていて(ほら、古いアルバムの値段が下げられたり、するでないですか?)、その際、オリジナルの値段のものが下げ忘れられたのか?うーむ。分からない!

どちらにせよ、買う側は、安い方で買いたいと思うだろうし、高い方で買っちゃった人は、差額、要求してきそうだし(アメリカですからね、なんせ!)。加えて、ここで分かるのは、同じアルバムを2度登録することができる可能性は、高いというより、恐らく出来るってことですよね。その手段をどこに、何にapplyするってのがポイントかも、なんて思いませんか?

いろいろ

今晩は、Tagineというレストランで初めて唄わせて頂くことになっている。
ピアノはアートさんで、ベースはスティーブさん。
アートさんとは、デュオでは幾度か演奏するチャンスがあって、
今回は、ベースも一緒。なんだか楽しみ。
(あ、sit-inではベースと一緒のことが一度ありましたが、
それはexcludedってことで。)
8時半から11時半まで、Hell’s Kitchen、PABTの傍です。
お時間が合うようでしたら是非、是非!

http://www.tinyurl.com/tagine19jan2011

ものの仕組みを説明する、というか
cause and effectを説明する能力というのは
暫し理解力そのものとイコールで結ばれ、
要するに説明できないうちは、理解しているうちには入らない、とも置き換えられ、、、
ても文句が言えないってことなんだな、きっと。

申し訳ないんだが、ワタシの「できること」は、
上のような場合、つまり説明できないものが大部分のような気がするのだ。
要するに、自分は「できている」と思っていること、
これ、「できてない」ということ。

申し訳ない

って、誰に?
自分に?だよな、多分。

さて、さて…
最近思うこと、並べてみる。
ランダム、お決まりの。

  • 上手に弾けるとか、唄えるとか、叩けるとか、
    そういう技に当たる部分というのは
    勿論、Musicianshipの中に含まれるし、
    Talentっていう部分を大きく占めると思う。
    でも、何かを一緒に創っていく上では
    それだけでは十分じゃない。
    結局、人間性だと思う。
    だって、あなたの、ワタシの奏でている音は
    イコールあなたであり、ワタシであるわけだから。

  • 今、すごいんだよ、っていうものを買う(買われる)のも時に必要。
    ひょっとしたら、そういう見方でもの選ばれることの方が多いかもしれない。
    だけど、そこからどれぐらい活けるかっていう部分が
    実は一番大切じゃなかろうか?
    完成品にならずに、伸び続けて、成長し続けていきたいですね、お互いに。

  • 最近感動してリピートし続けているもの:
    Trader Joe’sのTuna in Red Panang Curry Sauceってやつ。
    セールなのかな、それともこれが普通の値段なのかな?
    $1.49ですよ、皆さん!
    まじで美味しいです、具沢山で。
    2分マイクロウェーブで温めて出来上がりですから。
    ご飯の上にかけてお召し上がり下さい(回し者)。
    できればご飯をドーナッツ型に盛って、
    真ん中に入れちゃったりすると、視覚的にカワイイんではないかと、、、

  • 仲良しのお友達のシンガー、Marianne Solivanが、
    Kickstarterを利用してアルバムの制作に乗り出した。
    リンクはここ
    勿論、ワタシもお金ができ次第、fund helpをしようと思ってるんですけど、
    彼女の、このプロジェクトのプロモーションビデオクリップの中に
    彼女がたーくさん、ワタシの撮った写真を盛り込んでくれて。
    出てくる写真全部じゃないんですが、多分、どれがワタシが撮ったか、
    分かると思いまふ。うふ。感動。
    で、ちゃんとクレジットを入れてくれたりして、嬉しいなー。
    で、で!
    fundの額に、singer’s specialってのがありまして。
    なんでも$50から$99の範囲で寄付すると、
    ご希望の方に、彼女がレッスンを付けてくれるらしいです。
    いい企画でしょう?
    彼女の歌はとても素晴らしいしのは周知の事実なんですが、
    歌が素晴らしくて教えることが上手な人っていうのは、実はとても少ないのです。
    ワタシは、自信を持って彼女をシンガーとしても、先生としても推薦します!
    ので、皆さん、これを機会に奮ってMarianne Solivan Projectにご参加下さいませ:)
    (ちなみにビデオクリップのスタート画像も写真もワタシが撮ったもんです。へへへ。)