JAZZ VOCAL 101

JAZZ VOCAL
Jazz Vocal Workshop for Self-Explorers

[UPDATE 8/19/2024]
* 2024年のワークショップは11月24日(日)の午後に決定しました。受付は、8月23日(金曜日)より、田中真美子さん経由で承ります。
参加受付、見学、他ご質問は、info@jazzvocal101.com 田中までよろしくお願いいたします。
* 場所は決定し次第お知らせいたします。
* バンドは古谷淳(ピアノ)、安ヵ川大樹(ベース)のお二人にお手伝い頂きます。
* 例年通り、定員を8名、時間も従来通り、休憩も含めて4時間の長丁場となります。
* 各人可能な限り曲調の違うもの2曲用意してご参加下さい!
(2曲ともバラードっていうのは可能な限り避けて下るとワークショップがより面白くなると思われます。)
* 歌詞カード(ご自分が歌われる曲で、歌詞だけを紙に書いたもの、もしくはタイプしたもの)をお持ちください。ウォームアップの際に使うかもしれません。(秘密!)


シンガーとボーカリスト、
境界線は、そして違いは 存在するんでしょうか?

どんな音楽を志していても、
自分を知ることは何よりも大切なこと。
これは音楽だけに限られたことではないですが
自分が何が好きかといった趣向も、
自分に何が出来るのか、
能力に当たる部分も含まれます。

このページを今ご覧になっている皆さんの殆どは、
ジャズを歌っていらっしゃる方だと思います。
皆さんは、ご自分をシンガーと名乗っていらっしゃいますか?
それともボーカリストでしょうか?時と場合によるでしょうか?
特に違いがあるように思えない、という方もいるでしょう。
こんな質問を投げかけておいて無責任かもしれませんが、
歌をうたう日常からすれば、クリアな違いや、能書き的な認識の差はないのかもしれません。


右脳と左脳が在るように
シンガーとボーカリストは一対だと思っています。

能書き的に差がないのが実情かもしれませんが、
どうも其処には違いがあるような気がしているので皆さんにお聞きしてみたわけです。

人前で歌をうたい、初めてお金を頂戴したのは
自分がフィラデルフィアに住んでいた大学時代。
その時から数えて20年以上経ち、
まだまだ自分は学ばなくてはいけないことが山ほどある、
終わりのない学びの道を歩き続けています。
そんな私の中にも「うたをうたうこと」への一端の考えはあります。
その一つ、このシンガーとボーカリストに関しては、
右脳と左脳が我々の脳を区分するように、
「うたって表現する」ことにおいてはシンガーとボーカリストは一対、
能力的に両方あるのが理想的なんではないかと考えます。

言葉で伝える、
声と言う楽器で伝える

インストルメント(楽器)の人達と、うたう人達の一番の差は、
言葉があるか、ないか、そこに尽きると思います。
もしも、言葉(歌詞)を伝えるという部分を一つの能力として数えるならば、
シンガーという括りは、これに相当するのではないかと考えます。
しっかりと文字に起こされて、言葉として在る歌詞、
作詞家の描く「物語」に歌い手は
自分の気持ちを載せて伝えます。
その表現を載せていく媒体が声なわけですが、
これは、どちらかと言うとフィジカルな部分、
そう、楽器を演奏する方により近いものではないかと考えます。
作曲家や果てはアレンジャーの見ている風景や質感に
自分の息を吹き込む。
その能力がボーカリストという括りなんではないか。
両方があるのが理想なんじゃないかと私が考える所以です。

物事に得手、不得手があるのは当然。
でも、実際に触れてみる前から判断してしまうのは早過ぎる。

人間、長所と短所があるのは当たり前ですよね。
音楽でも一緒です。
初見が得意な人もいれば、不得意な人もいる、
ハモるのが得意な人がいれば、不得意な人もいる。
歌詞が覚えるのが早い人もいれば、遅い人もいる。
インプロビゼーション(スキャット含む)に柔軟な人もいれば、
どうも敬遠しがち、という人だっているはずです。
多分、得手、不得手に関しては、
今日現在、生徒としてジャズを学んでいる人も、
先生として教える立場にいる人も一緒のはずです。

得意か、得意でないか、好きか、嫌いか、
直感的な判断もあるかと思いますが、
音楽に関して私は体験的な判断を重視しして今までやってきました。
その体験したものの中には、結果として好きになれなかったものもあれば、
最初は好きでも嫌いでも無かったけれど、取り組んで行くうちに形になって、
自分の強みに育っていったものもあります。
歌い手は、というより表現者は、沢山の引き出しを持っていたほうが
表現の間口が広がります。
その引き出しを開く、開かないは夫々の表現者の瞬間の判断です。
そして長い音楽人生の中で、この引き出しは一生開かないと決めつけてしまうより、
こういうものもあるんだと、取りあえず触れてみる、
引き出しの一つとして取り込んでみる、
そういう柔軟性が歌い手としての成長に大きく作用することを、
自分を通して、
そして他のミュージシャンとの関わり合いを通して気がつきました。

4時間の行程:三分の一はウォームアップ、
三分の二は 実際に歌を題材に

Jazz Vocal 101ワークショップでは、楽器の部分にあたる
ボーカリストとしての要素に焦点を当てた
インプロビゼーション(スキャット)のウォームアップを前半に。
そして参加者の方が持って来た曲(各人一曲)、
シンガーとしての要素に焦点を後半にあてて取り組みます。

ウォームアップは、文字通りのウォーミングアップも含まれますが、
むしろ最大の目的は一緒に演奏するミュージシャンの音と
自分の音との関わりを意識するところに最大の目的があります。
一緒に演奏する、とあえて申し上げるのも
伴奏してもらう、という観念から離れて頂きたい、
音楽を一緒に創っていける立場に自分が居るということに気がついて欲しい、
そういう願いからです。
残りの時間は、ご参加下さった方が選んだ曲を題材に実際に歌って頂いて、
平がアドバイスを出す形式で進行します。

一人の方がフィーチャーされて進行している最中
他の方々はその内容を聴講するわけですが
実はこの聴講が肝だったりするので
自分の歌じゃないからといってボーッしないように!
参加費を無駄にしない為にも集中して他の方の歌を聴きましょう。

ワークショップ詳細

日時: 2024年11月24日(日)

午後12時 開場、受付開始
午後12時半 スタート、
午後 4時半 終了

会場:TBA

参加費:11,000円を予定(TBA・スタジオが決定してから調整をしたいと思います)
見学費:3000円

参加者定員:8名(最大)
(見学定員:最大5名までとさせていただきます。)

参加者希望者が8名を上回った場合、
キャンセルの補欠として受付順でお名前を頂戴致します。

参加受付:田中真美子
info@jazzvocal101.com

参加・登録に当たって:

特にレベルの設定は今回も行いませんが、
4時間の行程をグループで過ごすに当たって、

1. 小節数の観念がきちんとあること
(スキャットを4小節毎で回す、といった意味が即理解して頂けるか)、

2. ご自分の曲がご自分のキーで準備できる、

3. 何でもやっみよう!という柔軟な姿勢、

この3点をご自身でクリアされているかどうかチェックしてから参加の意思表示をされて下さい!

参加申し込み及びキャンセル・ポリシー:

参加の申し込み期間は、8月23日(金)から11月21日(木)迄、
参加される方は参加費を11月10日までに田中真美子さんへお支払い下さい。
参加が確実な方で当日払いをご希望の場合は、その旨を田中さんにお申し出下さい。

キャンセルはワークショップ開催の3日前の11月21日迄としますのでご了承下さい。

21日以降のキャンセルに関しては、会場費、ミュージシャンのへの謝礼支払いなどの関係上、全納をお願いしております。少人数でクオリティの高い内容を保つ為にもご了承程、宜しくお願い申し上げます。

尚、見学者のお支払いは当日で結構ですが、キャンセルのお申し出は早めでお願い致します。

スタジオのポリシーに沿って、スタジオ内でのご飲食はご遠慮願っております。何か召し上がる際は、スタジオの外の休憩コーナー等でお願いいたします。

FAQ:

質問:参加者は、当日何を持って行けばいいですか?

回答:歌われる曲(各自2曲)のご自分のキーの譜面を3〜4人分、ワークショップの内容を録音されたい方はレコーダー類、そして当日払いの方は参加費、でしょうか。

質問:どんな格好で行けばいいですか?

回答:呼吸のし易い楽な格好をお薦めします。身体にびっちりフィットした洋服よりは、その方が良いのではないでしょうか。後は、発声が未だしっかりできてないなと自覚されている方は、ほんの少しだけヒールのある靴をワークショップの間は履くことをお薦めします。

質問:見学すべきか、参加すべきか迷ってます。

回答:迷っている理由が分からないので、ワタシから判断を促すわけにはいきませんが、考える材料として:平は日本に居住していないので、1年に一度、多くて二度しか日本に滞在致しません。なので、いつ次にワークショップを開くか、という可能性を考えれば、参加する方向でご検討頂く方が良いのではないか?と思います。

質問:ワークショップは厳しいんでしょうか?

回答:いい質問です(笑)。 端から見ると厳しいらしいです。
、、、と言うと、怯える方が出るといけないので、もう少し砕いてお答えします。

私は、レッスンやワークショップに参加されるシンガーの方々は、皆、真剣に、本気で歌っていらっしゃる、というのを前提で接します。真剣とはどんな度合いだ?と言えば、簡単に言えば、シンガーとして頑張っていきたい、お金をお客様から頂いて歌をお客様に歌って差し上げる、ということを既にされている、若しくはこれからやっていきたい、そういう度合いです。
相手のシンガーの方々が真剣ですから、ワタシも真剣です。なので、無駄な事は致しませんし、長年のアメリカ生活の弊害(!)かもしれませんが、単刀直入にモノを申し上げることもあります。そういう部分を厳しいと感じる方もいるかもしれないので、もしかしたら厳しいのかも、、、と思います。なので、逆に言えば、向上心の高い、ご自分の中での歌い手としての自覚のある方には、何も問題がないと思いますよ。

質問: 個人レッスンは、今回の滞在中に受けることは可能ですか。

回答: 未だどの程度時間がとれるか分からないので何とも申し上げられませんが、ご相談下さい。info@jazzvocal101.com 田中まで

One thought on “JAZZ VOCAL 101

  1. Pingback: 秋のライブのお知らせ:Mamiko 4 – Tokyo 2 Days | feel.write.read

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