旅先から(3)君も黄身も

#たまごの黄身
日本のたまごの黄身は、黄色というよりオレンジだ。
アメリカのたまごの黄身は、たまご色と言えるぐらいの黄色寄り。
本当に日本のたまごは綺麗な黄身をしていて、
割った時の黄身の高さ、丸さが美しい。

今朝は、アメリカからもってきたベーグルに
たまごサラダを作って乗せて食べた。
濃厚な黄身と、コシのある白身と、
酸味程よいマヨネーズ、
なんだかグルメな塩と胡椒。
胃袋も喜んでいる(と、思う)。

#祝日の君
祐天寺と中目黒の間ら辺にあるFJ’sにお友達が出るライブに行ってきた。
FJ’sは、自分も演奏したことのあるベニューで、とても良い部屋。
ちょっと行きづらい場所っちゃあ、場所なんだけれども、
でも、そういう場所だから良いお部屋を維持できるのかなあとか
ぼんやり思う。
(ちなみに、渋谷のヒカリエの前辺りから出てる
洗足行きのバスが、一番迷子になりにくい気がしてます。
迷子になる場所は、もちろん、渋谷駅構内のことですwww)

Air Vessel Mark IIというユニットの
3本目のライブ(完結編とでも言うべき?)。
当たり前ながら、
最初の2本はNYにいて見られず。
今回見られてラッキーだった。
山中透、Bucci、
いつもお世話になってる古谷淳、
そしてこのメンツを集めて
ライブを企画、演奏する
シンヤB(ワタシの人生で一番長い付き合いの親友でもある)という構成。

1セット目、30分弱のフリーインプロで一曲。
久々に「そういう方面」を楽しんで、え?もう、それで1セット終わりにしちゃうの?
もう一曲いこうよ!と思ったが、
多分、メンバーが飲みたかったのではないかという話だった
(家族席と言われる招待客のエリアでの、あくまでも噂)。

真也は甲州ワインに精通しているので、
ワインも6種類かな?をシンヤ・セレクトで出していて、
ワタシも3種類、飲むに至った。
とても爽やかで、どれもハニーの後味のある、
アフリカのワインにも少し近いような
太陽を感じる味だった。
やっぱり、盆地の山梨の太陽の味なのかしら?
知らんけど!

シンヤと淳くんの計らいで
この酔っぱらい女、2セット目で歌わせて頂けることになり。
それも、淳くん枠でデュオで歌わせて頂き。

ちょっと顔、赤い?

けど、堂々と歌っていた(らしい)。
FJ’sのピアノは、深町純さんのピアノ(なんだと思う)。
お店も深町さんが始めたお店で、
最初にワタシが出た時は、CP80とかローズとかが
入っていた気がしたんだけれど、
察するに深町さんがお亡くなりになったのを機に
グランドを引っ越しさせたんだと思う。
(違ったらごめんなさい、FJ’s様。)
とても、歌いやすいピアノの鳴り方で
inhouse のマイクも、普通にShureだったけど、
コンディションの良い、通りの良い鳴りだった。
淳くんの演奏が素晴らしいのは分かりきっていることだけど、
改めて、やっぱり彼とのデュオは楽しい!
と再認識。

曲は、枯れ葉をチョイス。(春先なんだけどさ。)
よっぱらいの勢いでスキャットしまくりwww
ワタシの後に、Bucciさんが普段は吹かないとおっしゃりつつ
淳くんとYou Don’t Know What Love Isを演奏してくださって、
会場がキュン!となっていた(と思う)。

あー、終わった、終わった!
と四杯目のワインが空いてヘラヘラしていたら、
最後にみんなで!と呼ばれてしまい、

え?え?

と慌てる。
2セット目の一番最初に、
フリーインプロを好まれている方なのかな?
とても若い女性のシンガーの方が歌われたんだけれども、
その方と最後にフロントに並ぶという展開。

あら、どうしましょう?

と思っている間もなく、山中さんが既にアンビエンスを作り出し、
淳くん、Bucciさん、シンヤBが音を重ね始め。

おじゃましま〜す!

と、参戦(!)。
かなり遊ばせて頂いた。
(いや、ほんとにwww)

完全にフリーで何かを構築するのは、
本当に勉強になる。
自分のワークショップで生徒にやってもらっている
フリーのエクササイズを実地でやっているような感じ?
(って、ワークショップを受けたことがある人にしか
通じない表現で申し訳ないけれども。)
こういうワタシを見ることも、
そらー珍しかったのではないか?な?

#本気が礼儀
ワタシは基本、いつも本気で歌う。
それがsit inでも、jam sessionでも、
レストランのgigでも、大きなコンサートでも、
それこそTwitchの弾き語りの配信でも。

もちろん、根底にある
「明日は歌えないかもしれない」
「人生何が起こるかわからない」
っていうことを身をもって知っている故に
「後悔したくない」から本気で歌うわけだけれど、
それにもう一つ足すなら、
「一緒に演奏する人にきちんと向き合いたい」から
本気で歌う。
それが礼儀だと思ってる。

結果もしも、一緒に演奏している人が
同じように向き合ってくれて、
音が明らかに良い方向に転がり出したら、
それは最高じゃないか?
と思うんだ。

結構、熱いやつじゃろ?ワタシったら。