Thu, April 29 @ NB, May Schedule, etc.

Thursday, April 29
NB Lounge

from 7:30PM to 11PM

    Mamiko Taira (vocal)
    Toru Dodo (piano)

    No Cover, No Minimum

NB Lounge is located on
111 E56th Street
between Park and Lexington Aves
(at the Lombardy Hotel)



Saturday, May 1
Langan’s

From 9:30 PM to 12:30 AM

    Mamiko Taira (vocal)
    Nobuki Takamen (guitar)

    No Cover, No Minimum

Langan’s is located:
150 W47th Street
(near by 7th Avenue)
New York, NY 10036



As the trial, I have created my schedule in calender format. You can see it in JPG or download in PDF. It’s nothing fancy, but some of you may like it!

試しで、カレンダー形式で5月のスケジュールをまとめてみました。JPGバージョンと、PDFバージョン(こちらはリンクをクリックして頂いて、ダウンロードしてください)。全然カッコいいものではありませんが、もしかしたら便利に思ってくださる方もいるかしらん?って思いまして(笑)。

Mamiko's Schedule May 2010

Mamiko's Schedule May 2010



Download PDF ver




*****

今のワタシの頭の中:

  • 質と量の兼ね合い。これは愛すべき友人がワタシに残したライブの感想のひとつを受けて。今日のところは答が出ていないが、自分としては量を変えること(フォーマット、フォーメーションを変えること)は正直考えていないので、やはり質、クオリティを上げてお客様に理解頂くほかないんじゃないか、というところに頭はあります。精進、精進!

  • 最近、久しぶりにボーカルの生徒というものが付きました。弟子、っていうんでしょうか?巷で言うなら。いかんせん、自分の時間に限りがあるので、どうしても一時に教えられる人数が限られており、あまり自ら教えてます、とは公言していないのですが、なぜかこういう展開になりました(笑)。2度ほどレッスンをしましたが、なかなか面白い時間を過ごさせていただいてます。

  • 愛すべき友人(上の話とは別)が、どうやらボーカルの人を集めてプロジェクトを始動する気配。ニューヨーク・ローカルのボーカルを集めて。第一回目のしょっぱなからエリントンに手を出すらしい。嬉しいことにお声がかかったのはいいが、エリントン、ワタシの中ではいつも突っ込んでやってみたかったことなんだが、苦手意識も同じぐらい強く、喜びと恐怖、一粒でふたつを味わえます、みたいな心境。夏にライブをするような流れで、準備が始めたいようです。正式な参加が決まって、詳細が分かったら皆様にもお知らせいたいです。

  • 前出の話に関連すること。人は、一生学び続けるけれど、一生、先生に付いていくわけにはいかない。当たり前の話だけれども。それを踏まえた上で、歌を教えるということを語るならば、教える側が伝授しなくてはならないことは、自分を自分で評価する目と耳を養うこと、どうやって自分にまつわるあらゆることを、吟味したり、判断したりしていくのか、そういう物の見方自体を教え伝えること、これに集約されるのではないだろうか?と思う。教え伝えるとあえて言ったのは、先生と呼ばれる側の人間が、物を伝えていく何かを持っているというのが前提であるべきだと思うから。大げさな言い方をするなら、伝承、継承。だから、そういうものを持っていない人が教えるのは、あまり喜ばしいことではないし、商売っ気丸出しで従事すべきことでもないような気がしてならない。また、教えられる側、継承していきたい側の人だって、最低限、マークしておくべき点だってあるはず。ま、理想論だろ、そりゃ、って言われたら、は~い、そ~れま~でよっ、ってなってしまいますが!

  • 今夜はラーメン部の部活です。ラーメンの後は、Smallsに行って、つるりんに合流し、Jim Rotondiを部員の一部(ひょっとしたら全員?)と鑑賞予定。ピアノの方が知合いでシカゴ方面から参加なので。3管のフロント(トランペット、アルト、テナー)というのは嬉しい、個人的に。カッコいいよねー、存在感があって。平たい言い方をするなら、モダンジャズ、って匂いがぷんぷん漂ってきて、大学時代にぐわっと引き戻されるような、そゆイメージ(無責任な表現、失敬!)。

  • デュオっていうのは、立派なアンサンブル。特に、ボーカルと何か他の楽器という組み合わせのデュオの場合、片方の人が、自分が全て背負ってますって気張っちゃったり、全部お願いしちゃってるんです、私~、みたいに甘えちゃった時点で、アンサンブルとして成立しなくなるってことに気が付いている人、どれぐらいいるんだろう?

  • テンポを合わせるんじゃなくて、もっと突っ込んで言えば、音楽に流れる脈をシンクロさせるっていう方が意識や感覚としては正しいんじゃないだろうか。

  • 昨晩、友人に誘われて、cirque du soleilのbanana shpeelの公開ドレス・リハを見に行ってきた。本番さながらに観客を会場に入れて頭から通すものだが、何気に面白かった。cirque du soleilっていうと、サーカスで、テントで(特別な会場を創って)見せるようなイメージがあったのだけれど、今回の会場はThe Beacon Theatherという小さいコンサート会場。ロックのコンサートなんかも頻繁にある、歴史のあるマンハッタンのシアターだ。サーカスで笑いをとる道化の演じる部分、コメディの部分が全面に出ていて、ミュージカルの要素も濃い、予想外の展開。面白かったけれど、今までのスタイルと比べたら物足りないな、と感じた人も多いじゃないかしらん?シカゴでのレビューは良くないです、ちなみに。ニューヨークでの興行はどうなることでしょう。今週から一般公開じゃなかったかしら。




finished the gig at Miles’ Cafe: FUN, FUN, FUN!

at Miles' Cafe - 1

at Miles' Cafe - 2

at Miles' Cafe - 3

At Miles' Cafe - 4
Photo by Akiko Tsuruga




先週の週末、土曜日に初めてマイルス・カフェ(ニューヨーク店)にお世話になりました。
百々さんと一緒に、デュオで。
そう、毎週木曜日にNBで演奏しているものを、
ほぼ同じエリアに在るマイルスさんち(!)で
演ってみたぞ、ってな感じです。

誤解の無いように最初に申し上げておきますが、
ワタシはNBで歌うのが大好きです。
ワタシの歌が、もしもここ一年で成長したなーと
思われる方がおられたら、
それは正しく、NBで毎週歌ってきた、その証だと思ってます。

そんな自分の拠点とも言えるラウンジ以外のベニューで、
それもグランドピアノ(コンディションも申し分無く)、
ステージも、モニターもあるお店で歌えるのは
本当に有り難いことです。

我々も、のびのびと演奏できたと思いますし、
お客様にも、いつものNBで見る我々に新たに何かを加えるような、
我々の中にある可能性のようなものに触れて頂けたのではないか、
そんな時間と空間を皆でシェアできていたのだとすれば
素晴らしいと思います。

さて。

そのマイルスさんちで、来月5月、そしてその翌月の6月と
今月に続きお世話になります。
百々さんも一緒です。(ららら、らん♪)
ちなみに、両方とも土曜日の夜です。

メイリングリストに登録頂いている皆様や、
FB、Twitterで繋がっている皆様には追って
改めてご案内致しますが、一先ず日程を下に記しておきます。




Saturday, May 15
Saturday, June 26

Miles’ Cafe
212 E 52nd Street (by Third Avenue)
New York, NY 10022
212-371-7657

Mamiko Taira (vocal)
Toru Dodo (piano)

from 8PM to 11PM (2 Stages)

$10 Cover*


* 現在マイルスカフェは、リカーライセンスの申請中につき
アルコールをご所望のお客様にはBYOBをお願いしております。
ソフトドリンクと軽いおつまみ、そしてグラスなどは出せるとのこと。
メニュー、料金等の確認、お問い合わせ、テーブルのご予約などは
212-371-7657へご連絡下さい。

THU, 4/22 and SAT, 4/24

Thursday, April 22
NB Lounge

111 E 56th Street (bet Park and Lex)

    From 7:30 to 11PM

    Mamiko Taira (vocal)
    Toru Dodo (piano)

    No Cover, No Minimum


Saturday, April 24
Miles’ Café

212 E 52nd Street (near 3rd Avenue)

    From 8PM to 11PM

    Mamiko Taira (vocal)
    Toru Dodo (piano)

    $10 Cover
    BYOB+F




過去20年最悪の花粉の季節となった今年、
犬がいる以上、花粉の散布量や天気に関わらず散歩に出るわけで、
加えて、家の傍はマンハッタンで一番大きい公園、
花粉と添い寝しているような住環境。
それでも、四季のある国に生まれた性で、
緑に光る木々を、命短しと狂い咲く花を、
刈りたての芝生の匂いを、
春という春を独占したい衝動に駆られるのは
仕方がない!

と、思うのはワタシだけではないようで…

先週のことだったろうか。
花が満開、文字通り咲き乱れていた週の朝のこと。
眠い目をこすりつつ、iPhoneで今度日本語の歌をうたうんであれば、
どんな曲がいいかな?とボーっと考え事をしながら
犬を連れて、北から南へと公園の中を歩いていた時、
前方から、愛らしいおばあちゃんが歩いてきた。
小柄で、細身で、ハイカラで。
老人の朝は早いと言うが、きっとこのおばあちゃんも
ワタシが未だぐっすり寝ている頃から、目がぱっちり開いていたに違いない。
そう思わせるぐらい、目が大きく開かれて、その頬もほどよくピンクに染まっていた。

そして物事はいつも突然に。

「もう、本当に素敵よね。春はいいわね。
ねえ、そう思わない?」

おばあちゃん、ワタシに話しかけてる?
イヤーフォンを外して相槌を打ってみる。
おばあちゃんは止まらない。

「ゴージャスな色だこと!
ほら、あっちを見て。
ピンクに白に、黄色に。あああああああ!」

「本当ですね。」

「こうして歩いていると、花が全部自分のためにあるような気がしてきて、
木ごと、こう、抱きしめたくなっちゃうのよね。」

その気持ちよくわかるよ、おばあちゃん!

「あははははは、抱きしめてしまったらどうでしょう?
もっと気分が良くなるかもしれないですよ。」

「ふふふ。もしかしたら、この公園は私のものなのかもしれない!」

「では、キレイなお花を見せてくださってどうもありがとうございます。
これからも沢山、自然を楽しませてください。」

「勿論よ!いつでも大歓迎だわ。」

と、おばあちゃんは、ワタシにウィンクしてくれた。
その時の彼女の顔は、完全に森の女王の如く、
何かノーブルな空気を漂わせ、歩き去る後姿は、
別に跳ねているわけではないのに、スキップしているような、
ウキウキしているような、とても軽やかなものに見えた。