弾き語りの話

アメリカで大学を卒業し
暫くして日本に戻り、5年ほど活動した後に
アメリカに生活拠点を戻すような格好になった。

日本に戻ってからの数年は、
生活や音楽活動を軌道に乗せることが精一杯で
最初の数年は自分のグループでライブをする機会に
思うように恵まれなかった。
そんな時、弾き語りの仕事を
大先輩の加藤葵さんから紹介して頂いたことをキッカケに
ソロで演奏するようになった。

暫くして、またアメリカに戻ってきたわけだが、
それ以来、生徒を教える時と、自分が練習する時、
気まぐれにソーシャルメディアにちらっと載せる以外は
歌いながらピアノを弾くということ、完全に封印していた。
理由は、自分が弾いて歌うより、
誰かに弾いてもらって歌うほうが数倍楽しかったから。

昨年の3月のロックダウンから、
ロックダウン後は
パンデミック中の対人、対面、外出に関して敷かれた細かなルールは、
段階を経て緩くはなっていったものの、
基本、この1年と四ヶ月は演奏をする機会はオンラインのみ。
去年の暮れに百々さんと、今年に入って高免くん、
そして大輔くんと久里子ちゃんと演奏をして
ポッドキャストや他のSNSの媒体にフィードしたが、
そんなことで「演奏したいよー」という気持ちが抑えられるわけがなく(笑)。
じゃ、弾き語り、やればいいじゃん?と。

パンデミックが何かもたらしたものがあったとすれば
弾き語り、かも。

気まぐれもいいところなんだが、
夜な夜な、気分が乗ったらClubhouseで弾き語りをしていて。
なんとなく、自分がどんな状態でやってるのかを見せたくなって、
撮ったビデオをインスタにアップしたので、
お時間のある時にでも、見て、聴いてみてください。

ちなみに、たまたまiPhoneをピアノの前に置いたら、
レンズが窓を向いていて、その映像が気に入ったので、
窓に映った自分を撮ってます。

All My Tomorrows / Mamiko Taira