たまに泣く

生物学的、脳理学的、心理学的、生理学的、などなど、
色々な切り方はあるんだろうけれども、
体感的に言えば、泣いた後に感じる
「実のところ、なんの解決にもなっていないんだろうけど、
ちょっと清々しい、少しスッキリした」みたいな感覚。

子供の頃は、泣くことは良いことではないと思わされていた。
泣き虫、小虫、やーい、やーい、って。
親に叱られた時だって、自分が泣くと親は「泣くんじゃありません!」
って言っていたし。
学校の先生だって、泣く子は弱い子みたいなこと、言う人、いたでしょう?
泣くことは恥ずかしいみたいな刷り込みもあっただろう。
たまねぎのせいにしたり、目にゴミが入ったせいにしたり。笑

でも、本能的には分かっていたんだ、
泣いた後の清々しさを。

泣くことは、ひとそれぞれの
どうしようもない状況に直面した時の
一時的に押せるリセットボタンのようなもので、
泣いた後には、もう一度立ち上がって進むんだ。

#NYTough