遅い朝、誰かの携帯、きよみさん、スキャン・エラー

昨日の話。

夏の金曜日は、比較的ゆっくりと仕事ができるので、
気持ち遅めに家を出て駅に向かって1ブロック歩いたところで
誰かが落としたAndroid系の携帯を拾ってしまった。
携帯を拾った時のワタシのキョロキョロしている姿は
誰しもに挙動不審に映ったに違いない。

携帯は、幸いスクリーンロックはかかっていなかった。
どのぐらいの間ロックされないでいるのかなあ、
いや、それよりも先ず、オーナーの名前や他の連絡先を探さなくちゃ!と、思い、
iPhoneの感覚で設定のアイコンを探すが全く見当たらない。
焦る。焦りまくった(笑)。
何を隠そう、このワタシ、Androidの電話を操作したことがない。
おまけに、いくら遅い朝とはいえ、朝は朝。
脳みそはフル稼働に程遠い。
取り敢えず歩こう。駅についたら電車を待つ間に考えよう!
という無難な案を自分に提案。

地下鉄を待つホームで連絡先探しをするが、
どこを探してもオーナー情報が書いてあるセクションが見つからない。
GmailのアプリやらMessenger系のアプリがあったが
それを立ち上げてメールするのは抵抗があったので、
Facebookのアプリを立ち上げて、持ち主の名前確認をした。
で、今度は自分のiPhoneのFacebookを開いて
彼女のウォールの一番新しいポストに書き込み。
彼女自身か、彼女の友人が見てくれるだろうという予測で。
移動中に打てる手立てはこんなもんだろうと思い、
一旦、携帯をバッグに収め、地下鉄に揺られ一路仕事場へ。

仕事だったし、つきっきりになるわけにもいかないので
暫く反応を待ったが、どうも効果がなさそうなので、
思い切って、携帯の主の電話履歴を見て、
トップに出てくる頻繁にかける相手6人のうちの誰かに連絡を入れることにした。
6人リストされているんだが、登録名が一番詳しい人で
教会の○○○と女性らしき人に連絡することにした。
教会に一緒にいく人だし、トップ3に上がってくる名前だから
とっても仲良しに違いない!と勝手に判断したわけだ。笑
教会の彼女は出なかった。
留守電にメッセージを残して連絡がくるのを待つことに。

仕事場の電話番号を残したのだが電話はならず、
午後になって急に拾った携帯が鳴りだした。
でも、それが誰だかわからないから無視したら
また鳴ったので、もしかしたらと思って出たら本人だった。
夕方に家の近所で受け渡す約束をし、
午後の約束へ。(約束から約束のリレー?笑)

旧い友人の山上ちゃんからの紹介で、
神谷きよみさんに会ってお茶をした。
日本でシンガーソングライターとして演奏活動をしていた彼女が
音楽療法の勉強でNYにいるという話は以前、山上ちゃんから聞いていて
機会があったら会いましょうという話があったのにも関わらず
実現するまでに、それなりの歳月が流れ今日という日に至ったのだが、
お会いできてよかった!!
とてもおっとりして、愛らしい方でした。

2時間ぐらいぶっ続けでおしゃべりをし、
写真を数枚撮影した後、再会を約束し、
きよみさんはNY散策へ、ワタシは残されたミッションの携帯を渡すため
家に帰りました。

冷蔵庫の前でハシャグ謎の東洋人二人組

4時半頃に持ち主から連絡が入るという段取りだったので、
4時半ちょい前に無事に戻りスタンバイ。
で!なかなか電話がこない。笑
やっと鳴ったのが5時近く。
で、家の近くまできたら、また電話をくれるという。
5時45分ぐらいだっただろうか?電話があって
後、1ブロックぐらいで到着するからというので
約束の近所の角まで出た。
暫くして車がやってきてご本人とそのご家族が登場。
いたく感謝されて、無事に携帯を引き渡した。
パチパチパチパチ〜。

せっかく外に出てきたから、Targetでネネ用品の買い足しをしようと
Atlantic Terminalへテクテク歩いていった。
最近は、TargetもCVSもセルフサービスチェックアウトの端末が浸透していて、
ワタシもよく利用する。昨日も例に漏れず利用したんだが、
調子よくスキャンしていたら、連続して「係員が来るまでお待ちください」の画面
(要するにアイテムがスキャンできませんってエラーメッセージ)が出た。
両方ともTargetの自社ブランドだったのが笑えるが、
フロアスタッフの女性がとても親切で救われた。(親切じゃない人もいるからね!)
彼女が、次の商品もエラーでたら、それは無料で持って行っていいわよ、とか言っていた。
もちろんエラーは出なかったんだけれども。
ちょっと残念?笑

とまあ、今、こうして「昨日のこと」として書き出すと
なんてことはないじゃん!と思えるんだが、
金曜日の真っ只中にいた時は、そんな風にはとても思えなかったんです、はい。