今日の日記は、blog、mixi、クロスポストで参ります!
昨晩のラウンジは、とっても楽しかったです。
栄進さんとっても個性的なピアノで面白かった。
なんか、movie musicってイメージ、伝わりますかね?
そんな印象を受けました。(かなり漠然としていて、申し訳ない!)
ラウンジ自体は、最初は男女客層がバランス良いスタートだったのですが、
気が付けば、栄進人気(!)の効果でしょうか?女性が大半を占めるという
客層にいつのまにか変わっていました。ひゃー。
つるりんとの連弾する姿も、とても楽しそうでしたよ!
また何かご一緒できる機会が巡ってきたら、宜しくお願いしますね、栄進さん。
さて。
今日は、Jazz: The Japanese Connectionの話を書こう、なんて思ってたんですけど、
なんだか違う話を書きたくなった、というより、忘れてしまう前に書きとめておきたいようなことに
朝、出くわしたので一気に書いてしまいます。
「またかよ~」と笑われそうなんですが、タクシー話題です。
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朝、バスを待っていたんだけれど、
なかなか来なくて、バスを待つ人の数は増えて一方。
それでも、バスは来ない。10分待って、
人の数を見て、これは待っていてもバスに乗れないな、と判断。
結局、タクシーを拾うことにした。
でも、同じようなことを誰しもが考えるわけで、
なかなか空車のランプの点ったタクシーは来ない。
一台来たら、後から来たビジネスマンに横取りされた。
というか、ワタシがいたことに気が付いて、遠慮してくれそうなジェスチャーを
してくれたんだけれど、ワタシの方が何故か譲る気になって譲ってしまった。
なんでそうしたんだろう?遅刻しそうだったのに。
後続の車が乗客を吐き出して、空車になったのを見て、
ドアに手をかけようとしたら、ワタシが見えなかったのか、そのまま車が行ってしまった。
えーん、踏んだり蹴ったりだ~って、半べそ(の手前)、
程なくして空車が来た。でも、向かいのブロックに
またまたビジネスマンが登場。
今度のビジネスマンは、完全に私の存在に気が付いており、
是が非でも自分が手前で止めるぞ、という姿勢なのが分かった。
えー、またビジネスマンに取られるちゃうんだ~、げ~、って
思っていたら、そのタクシーの運転手さん、ビジネスマンを素通りして
笑顔でこちらに車を走らせてきたではないか。
もう、ええー!?ってビックリしたのは言うまでもなーい!
タクシーが目の前に滑り込んできて、
ドアを開け、乗り込み、行く先を告げる前に、
1台譲って、1台逃して、もう、絶対また持ってかれるって
思ったら貴方の車がやってきて本当にびっくりした、
どうもありがとう、ってお礼を言ったら、
オジサンは、ゆっくりとした、明らかにネイティブではない英語で
「先に君が見えたから。で、どこに行くんだい?」
って聞かれた(笑)。
あ!そうだよな、行く先言わないと、へへへ、
○○へお願いしますと告げて、かばんの中に携帯をしまったり、
お財布がちゃんとあるか確かめたりしていたら、
おじさんがゆっくりとした口調でまた
「貴方は、幸せ?」
って聞いてきた。
実に突然で、意図の分からない質問に、
「そらーハッピーよ、あなたの車が目の前に止まって
こうしてワタシは乗ってるわけだから。」
と答えた。
おじさんは、「そうじゃなくて。貴方は、幸せ?」と
もう一度聞いてきた。
内心ワタシは大うけの状態。
きたー、きたー、麻美子、また不思議な運転手さんに遭遇!って。
「うん。幸せだと思う。昨日の晩も楽しかったし。」
おじさんは、更にもう一度念を押すように
「じゃ、幸せなんだね?」と聞く。
そういう風に確認点呼みたいに聞かれると、
ちょっと素直に、ワタシ幸せかしら?ってふと
自分に問いただしてみたくなった。
そしてワタシは「うん、そうだと思う。」
と答えていた。
「遠くから見て、ポジティブな気が見えて、
すごくハッピーに見えたんだ。」
あれれれれ~~~~?
前にもタクシーの運転手さんだったか、なんだったかに
どれぐらい前だっただろうか?
同じよなこと、言われたような気がするんだけれども。
(日記に書かなかったっけっか?)
「へー、そうなの?
でも、それはいいことだわよね。
それを聞いたら、なんだか今日一日、気持ちよく過ごせそう!」
おじさんは、またゆっくりとした英語で、
「あなたは、何かアートをやっている人?」
と聞いてきた。
「アート?」
「芸術。絵、音楽、色々あるでしょう?」
びっくり。○○堂の○○○Fitの買い物袋なんかもっちゃって、
更に幼稚園バッグみたいな形のかばんを斜めがけしているワタシを見て、
なんでそんなこと言うんだ?って頭では思ったのに、
口からは
「あら。びっくり。実は歌を歌うんです、ワタシ。」って答えてた(笑)。
バックミラー越しのおじさんは、
「絶対、何かアートに絡んだ人だと思った。」
と言って、そのまま、自分が乗せたお客さんが何をしてるか、
かなりの確立で当てられると話をしだした。
この前も、ライターの人かな?って思ったら、新聞記者だったし、
弁護士かなって思ったら、やっぱり弁護士だった、って風に
当てるの、面白いんだよね、って嬉しそうに笑った。
「タクシーの運転手さんというのは、観察力があるっていうのは
定説よね。だから、物書きの人や、俳優さん、
運転手さんをやってる人、多いって聞くよ、ニューヨークは。」
おじさん、ちょっとビックリしたような顔して、
英語がよく分からないんだけれど、もう一度言ってくれる?って言うから、
違う言い方で同じことを説明してあげて、ちょっと加えて、
貴方も何か書けばいいのに、言ってみたら
「うわー、自分がお客さんに当てられるのは初めてだ。
僕は、俳優で、友達と一緒に映画を創るためにこの国にやってきて、
仲間共同出資して頑張ってるんだけれど、
最近、タクシーの仕事を始めて、人を見るのが楽しくて、
脚本を書き出したんだよ!」
おじさん、かなりこの時点で興奮気味(爆)。
でも、降りる場所が近づいてきた。
「映画、成功するといいね。がんばってね。」
「君は、どこかで歌っているの?」
「うん。NB Loungeってとこで月曜日と木曜日に。」
「紙に書いてもらっていいだろうか?」
「いいですよ。」
住所を書いてあげた。
「僕の名前は、ヤニ(それともジャンニかな?発音が分からなかった)。
覚えておいてね、見に行くから。」
「分かった。じゃ、良い一日を。」
「よい一日を。」
そしてワタシはお金を払って降りた。
不思議な朝だったなー。
ヤニさん、ラウンジに本当に遊びに来るのかな?(笑)
いったい、あの人はどこの国の人だったんだろう?
っていうか、なんであんなにも優しい笑顔なんだろう?