今年お初のTomi Jazzは、2月22日の水曜日です。
「2」の数字って、水鳥のような感じで格好が好きなんですが、実際に書くと格好が付け難いですよね?
…大脱線(笑)。
メンバーは、百々徹さん、Steve Whippleさん、そしてワタシ。
ご機嫌です。
ワタシにとっての「幸」の一つとして
堂々とカウントしたい組み合わせでございます。
夜9時から11時半まで、2セットです。
そして、同じメンバーで、翌週、3月1日の木曜日には
Symphony Spaceの中にあるBar Thaliaで演奏です。
今月の頭に初めてブッキングして頂けて、演奏をしたBar Thalia。
3月に戻れてハッピーです!
こちらは、夜9時スタート、11時終わり、やはり2セットです。
(また日が近くなりましたらフライヤーなどでお知らせいたしますね。)
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最近、色々な場所で、色々な人が細かなトピックは異なっても、
共通して、音楽を熱く語る人が出てきた、というよりも
少しだけ戻ってきたような気がする。(昔はあったこと、だと思う。)
昔の熱さは未知なるものへの期待や、
何かを創ろう!っていう気持が生んだ熱だけれども、
今回の場合は、疑問や危機を通して生まれた熱だ。
どっちがいい、悪いというのは、ここでは関係なくて、
熱が生まれたことが好ましいんじゃないかな、と思う。
この今日日の熱。
音楽を創る側、演奏する側にとっての
現場が腐ってきているとか、温いとか、
そういう感覚を肌で感じてるから、口が自然に開いた。
それでも、未だ未だ黙っている人のほうが多いんだが、
それはそれで、まずは良いと思う。
だって、いつの世だって、最初に口を開く人や行動を起こす人は
少数派なわけだから。
Good things are the good things.
All that simple!
って言った上で(笑)
スケートの選手権。(い、いきなり!)
Technical Impression、Artistic Impressionに大別して
ポイントをつけて行きますよね。
ま、テクニックの採点は、大会で規定する技をいくつ成功させたか
(何回転で飛んだかとか)、加算、減点法を採用しているので
音楽に丸ごとはapplyできないと思うけれども、
考え方としては、この大別、音楽にも当てはまるものかと思う。
音楽の選手権?
いや、そうではなくて、一般的に人が音楽を聴いて、
善し悪しを判断する時の、趣向の現れであったり、
批評をする立場の職業の方々が演奏を聞いて判断する際などに。
何が言いたい?さっさと書け、本題を!
と言われそうなので、話を進めますが、、、
外国語の歌をうたう時(歌の言語が自分の母国語でない場合)、
発音、とても重要な位置を占めますよね。
英語で唄うってこと、ジャズを歌うことで突っ込んで言えば、
リズムとの密接な関わりから、音楽的要素として
カウントされる先生も日本でも最近は多いのではないでしょうか?
もちろん、ワタシもリズムとしての言葉の大切さは
日頃からヒシヒシと感じているのですが、
でも、でもです、、、
やっぱり、言葉の基本はコミュニケーション。
発音は、その言葉を伝える為に不可欠なもので、
アイススケートの審判に当てはめるなら、
Technical Impressionの方に入るものだと思うんです。
だから、歌の善し悪し(嫌いな表現だけれども、
上手いとか、下手とか、そゆもの)の尺度で見れば、
発音は、音楽性、Artistic Impressionの中に
含めて考えるものではないって、ワタシは常に自分の中で意識してます。
ハート、気持ちという部分は、テクニックを越えた、
別の次元にあると思うんです。そして、
発音っていうテクニックは、人のココロを動かすものでは決してないと思うんです。
むちゃくちゃ、当たり前のことを今、ワタシ、言ってますよね?笑
でも、あえて当たり前のことかもしれないけれども、
シンガーの皆さん、Technical Impressionも大事ですが、
やっぱり、Artistic Impressionに当たる、
ココロの部分、表現の部分、どこかに置き忘れてこないように。
だって、Artistic Impressionに当たる部分は、
母国語で歌っているシンガーだって、常に精進していないと駄目な部分なわけですから、
その勝負のかけどころ、忘れてしまっては!
どんなにキレイな発音で歌っても、
何も伝わらないことだってあるんですから。
あなたの歌を通して、あなたの伝えたいこと、
表現したいことが
オーディエンスに伝わってますか?
、、、って、いつも言いたかったっていうか、
聞きたかったんです。
お粗末さまでしたっ!