高田馬場ホットハウスの時のこと。

ニューヨークに戻ってきてからのあっと言う間に3週間が経とうとしてる。
日本で過ごした2週間以外に書きたいことが2つ、3つと増えていて
心なしか焦っているのは、このワタシ。

でも、まずは未だ書けていないライブのお話を
記憶がふっとぶ前に書き留めておきたい!
(欲を言えば、トマトのサングリアなんかを呑みながら、
ってのがいいんですけどね。ふふふ。)

古巣の馬場、ホットハウスは、昨年に引き続き、吉田桂一兄貴
(アニキ〜!スピッツ祭りは続いているか〜い?笑)とご一緒致しました。
桂一さんに初めて会ったのも、
桂一さんのピアノに嵌ったのも、ここ、ホットハウス。
今考えれば、なんて恵まれた環境だったんだろう?と
ここを訪れるたびに、桂一さんのピアノを聞く度に思うのです。

お店は昔は23人ぐらいまで入れたのですが、
レコード、CD、その他諸々の”ぶつ”が増えた今は、
推測20人で一杯、それもギューギューに入って頂いて、
なんとか、つり革、手すりが必要なんじゃないか?
酸欠になるんじゃないのか?というレベル。
29日の晩は嬉しいことに、酸欠手前の満員御礼となりました。
(酸欠手前が嬉しいのではなくて、お客様が沢山来てくださって嬉しいのです、
念のため注釈として、、、)

小さい部屋であっても、細かいニュアンスなどを出来るだけ
伝えられるようにと、今まではマイクを通して歌っていたけれど、
今回は、マイクを使わないで生歌でいくことにした。

心境の変化?

いや、そういう大袈裟なものではなくて、むしろ
それでも大丈夫だっていう自信がついたから?か。
自信っていうのも、また大袈裟で、
イマイチ気持ちにキッチリとは沿っていないのですが。

    夏も終盤戦にかかった頃、
    タイムズスクエア周辺の某所でsit-inした時に
    ピアノ、ベース、ドラム(ワタシが歌う時はブラシでしたけれども)
    の編成でマイクなしで歌うっていうことがあったこと、
    ブログに書いたでしょうか?書いてないですか?
    ま、書いてないならないでいいんですが、
    その時に、ホットハウスよりは広さのある
    バーのエリアで歌って、ちゃんと歌がバーの奥に座る方にも
    きちんと聞こえていたようだぞ、っていう手応えがあったので
    今回のホットハウスは生でいこう!

ってブッキングをした時から、ココロは既に生歌方向でいたわけです。

本当に細部まで聞こえてるんかいな?って初めは心配してたんですが、
桂一さんのピアノに乗せられて(完全に)、
楽しみながら、近距離ならではの醍醐味を堪能イタシマシタ。

堪能といえば、あきさんの作る料理。
ステージが終わってお客様がお帰りになった後で、
おつまみという名の、完全にこりゃ食事だろう!と言わずにはいられない
彼女のお料理も堪能イタシマシタ。
混ぜご飯やら、酢豚やら、煮物やら、焼き豆腐やら。
誰かの家に遊びに行ったみたいに、自分の分をとって、
次の人にお皿を回す、そういうcommunalな感じ、
アメリカのべニューにはないよなー、って。

今度は、何かスピッツの歌を仕込んで
桂一さんを驚かせてやろうと思いながら
家路に着きました。
(ちゃんと成田で買ったですよ、新譜。>アニキ)