初恋の日

10月30日は初恋の日なんだそうだ。
島崎藤村の詩、初恋が発表された日にちなんで制定されたそうで。
まだあげ初めし前髪の、林檎のもとに見えしとき、っていうアレだ。
中学のときに習った詩、だろうか?
小学校、中学校の時に学んだ詩は、
大人になった今でも、色々な機会で頭を過ぎる。
あまり高校では詩を学んだ記憶がなく、
高校は、現代文学の記憶のほうが強い。
でも思うのは、小学校、中学校、高校と、
自分は文学、国語の先生に恵まれていたような気がするのである。

と、話は戻りますが、初恋の。
あのキュンとする感じは、なんなんだろう?
本当に、そういう甘酸っぱいような純粋な感じが
よく出た詩だよね、藤村の初恋は。

林檎畠の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみとぞ
問ひたまふこそこいしけれ

こういう、ちょっとしたこと、
なんてことない、些細な部分に
愛おしさを感じるってのは、
正に人を好きになるということの本質のような気が。
「そゆところ、たまらなく好きなんだよね」みたいな。
一種のフェチに通じる?(え?・爆)

映画のHigh Fidelityの中でJohn Cusackが扮するRobが
ガールフレンドのLauraのどこが好きかっていうのを
リストアップするシーンがあったと思うんであるが、
そゆ部分に、がっと飛ばされるワタシであった(笑)。
飛びすぎ、か。へへ。

なーんか、あの映画好きなんだ。