Photo by Hitoshi Ishii for Alfie
今回は、激しい時差ぼけに襲われておらず、
「行きはよいよい、帰りは恐い」が頭を木霊すのです。
本当、どうしましょう?
これはほぼ確実に帰国してからドドーンとしわ寄せがくるに違いない!
無事に六本木、中目黒と2本ライブを終了。
折り返し地点、ナカビということで、
昨日は髪切り&ライブ鑑賞、今日は土曜日のライブの準備、と息抜き、リラックス。
髪切り?
はい、伸ばしていたのに髪切りです。
わたしには、極少数、生徒(こっ恥ずかしいんですが、弟子ってやつですか?)が
過去、そして現在、片手で足りるほどいるんですが、
その一人の旦那様がヘアスタイリストで、彼ら夫婦が
ニューヨークに住んでいたころは、その旦那様にカットをお任せしていたのです。
先日の中目黒のライブに二人揃って遊びに来てくれて、
ワタシは思わず、
トモさん(旦那様の名前)、明日、カットってお願いできないですか?
と言ってました。なぜかって?
自分では太いと思っている(た)この髪、
どうもプロの方曰く、細い上に癖が何気にあるらしく、
日本の湿気に弱く、アメリカの気候の方がマネージしやすい髪なんだそうで、
前回も、その前の時も、というかいつものことながら
髪がとにかく纏まらなく、私は悪戦苦闘をしていました。
そして今回も例に洩れず、雨にもたたられ、
髪も心も爆発寸前、切らないと
この日本滞在が乗り切れない!と思い、相談してボブに戻したのでした。
ということで、アルフィーやFJ’sの写真の長さはもう無く、
お茶の水以降の写真はボブですよ、ボブ!ひひひ。
髪を切った後は、サロンのある自由が丘から吉祥寺へ移動。
目指すはサムタイム。
もう、日本へ出発する前から行こうと決めていた
鈴木良雄Generation Gapのライブ。
NB Loungeにひょっこり遊びに来てくださったので
自分も日本に行く時はひょっこりを気取って遊びに行こうと
心に決めていたのです。
ちょうど自分のライブの無い日で東京で演奏されるのは
このサムタイムのライブのみ、こりゃ、何も入れないで
絶対行かなくちゃ!と思ったのでした。
サックスは、顔は何度もニューヨークで合わせているのにも関わらず
キチンとお話をしたことは無い(無かった)山田拓児さんだし、
ピアノは一度も拝見したことのない、ハクエイキムさんだし、
こりゃラッキー!と。
拓児くんを隠し撮り、、、拓児くんは元気にやってますよ、紐育のみなさん!
サムタイムなんて何年振りだろう?
でも、昔とちっとも変らない。
料理もおいしいし、スタッフも親切。
気持の良い空間で、良い音楽を聴くのは最高の息抜きだ。
ステージの、ミュージシャンの背中を見ることになるカウンター席予約したのだが、
隣のお客様、2人組。かなりお酒がすすんでいらっしゃる。
そのうちの一人など、ライブが終わるころは、もう一人で立てないぐらい。
妙な話、こういう酔っ払いは中々アメリカではお目にかかれない、
特にジャズクラブでは見られない光景で、思わず
日本に帰ってきたなーと妙なところで実感した(笑)。
明日出張なんですよ、と酔っ払いのおじさん。
え?大丈夫なんですか?と思わず声をかけてしまうワタシ。
○○へいくんですと、酔っ払いのおじさん、再び。
え?飛行機に乗られるんですね?大丈夫ですか?と、心配になってしまうワタシ。
おいおい、頭を打っちゃうぞ、誰か手を貸してあげないと、とチンさん。
厨房からシェフが出てきて手を貸す。
一緒に飲みに来たお客さんは、一生懸命ジャケットを酔っぱらうおじさんに
ジャケットを着せようと努力をしながら、
いつもはこんなにまでならないんですけどねー、と汗をかきかき、頭をかきかき。
きっと、音楽が素晴らしかったから、楽しくなって飲みすぎたんですよ、と
なぜか気を使うワタシ、、、なぜに!?
ああ、ワタシ、今、日本にいる。うん、いる。