拘りであったり、粋なものであったり

季節が変わるというのは本当に面白いです。
同じ気温でも、8月の80Fと今、9月の80Fとでは、
体感温度は一緒でも、視覚的にはまったく違い、
8月は夏の空、夏の空気であって、
9月は秋の空、秋の空気であり。

と、毎年、季節が変わる毎に思っているワタシです。
飽きもせず(笑)。

最近のワタシはと言いますと、
音楽っていいな、ってシミジミ身に染みています。
これまた、年がら年中、なんですけれども。

3年も4年も遅れをとってるんではないかと思われるのですが、
Youtubeで日本人のアーティストの方が
日本人のアーティストの楽曲をカバーしているものに
なぜか最近よく出くわします。
本当に最近のものではなくて、正に数年前のライブ映像とか(笑)。
夏の野外イベントというオケージョンあって実現しているものもあれば、
普通にライブハウスで自分の楽曲に混ぜて演奏しているものまで
様々あるわけです。
もちろん中には、

うげ、なにこれ、

ってのも含まれているんですが、
期待をいい意味で裏切る、オリジナルより良いんでないかい?
っていうのもあったりして。

でも、そのカバーしている曲の出来云々よりも、
実は、日本人のアーティストが、他の日本人のアーティストの曲を
それも、まだ現役、人によっては同年代や同期のアーティストの曲を
いい!かっこいい!って思ってカバーしている、
そこに痛く感動してしまうのです。

本当にその曲が好きだから、素晴らしいと思うんだ、
かっこいいんだよと、自分で評価して演奏しているように目に映る彼ら、
彼らなりの日本のスタンダードというものがゆっくりと積み上げられているような
そんな風にワタシには見えました。

流行や年代に左右されること無く、
いい曲だから演奏する、そんなシンプルな事由が
スタンダードの土台なんじゃないかな?と。
そして、そういう「好きなんだよね、だからやるんだよね」
という拘りがあってこそ、
ものを創るということは粋なんじゃないかな、と。

自分のココロが揺れるもの、
ココロに響くものに拘っていたいですね。

来週の月曜日は、もちろん
NB Loungeの日です。
雅威さんとご一緒です。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております!

Monday, September 28
NB Lounge
From 7:30 PM to 11PM
(3 Sets)

Mamiko Taira (vocal)
Tadataka Unno (piano)

NB Lounge is located at
111 E 56th Street,
New York NY 10022
(between Park and Lexington Avenues)

http://tinyurl.com/nblounge

No Cover, No Minimum