Albizia Julibrissin

ここ数ヶ月、ワタシの住むブロックに咲く、
薄いピンクの扇方のふさふさした花が気になって、気になって仕方なかった。
毎朝、毎夕、その木の下を通りながら、
あなたの名前はなんですかー、と。

とにかく愛らしい花で、
春の終わりから、ずっとその花を楽しんでいた。
ここ2、3日で、豆が花のそばに付き、
その姿、さやえんどうを大きく、長くしたよう。

どうやったら名前を調べられるのかな、と
いろいろ考えたのだが、これはfacebookで写真を公開して
聞いちゃうのがいい!と思って、お得意のiPhoneでパチリ(笑)。
早速アップして聞いてみたところ、
やはり、木や植物に詳しい人というのは
必ず周りに一人や二人いるもので、
知り合いのシンガーの女性が、これはミモザだと教えてくれた。

ミモザというと、日本では黄色い花を指すので、
きっとミモザの仲間だけれど、何か違う名前があるに違いないと
今度は自分で根性出して(!)ネットで検索。
そうしたら、Albizia Julibrissinと
なんだか難しい学術名が出てきて一瞬退いたのだが、
一般的な名前もちゃんとあって、
Persian Silk Tree
Pink Siris
など、とっつきやすそうでほっとした(笑)。

日本語名はなんだろう?とまた更に探しまくった。
そうしたら、聞いたことある名前が出てきた。

合歓の木(ねむの木)

ああ、これが、ねむの木なんだ。
この分かったことの感動といったら!
(ものを知らない奴だと言われても構わないもん。
嬉しいもんは、嬉しいんですから!)

ねむの木は、マメ科の木だそうだ。
だから、さやえんどうの大きいバージョンがつくんだね。

オジギソウと同じに思われがちだけれど、
ねむの木の葉は触っただけでは閉じないんだそうだ。
自分で夜になると閉じるんだって。
その姿が眠るようだから、眠りの木、そしてねむの木と
だんだんと名前が変化していったそう。

芭蕉は、中国、春秋時代の美女(悪女!)達の一人、
西施(せいし)をねむの木の花に例えたそうで。
(西施は呉の国王を虜にして、呉の滅亡へ追いやる
きっかけになったとも言われている
越の復讐作戦の駒?だったらしいですが、
史書に記されていない人物なので、とてもミステリアス、
いつ生まれていつ亡くなったのか分からないそうです。)

ねむの木の花言葉は、
夢想、歓喜、胸のときめき、そして創造力。
どれもが素敵な言葉で、キラキラしてる。

…と、またダラダラ書きましたが、
こうして今日目出度く(?)ねむの木の花は、
自分の好きな花のひとつだ、と呼べるようになったのです。

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昨晩、NB Loungeへお越しくださった皆様、
どうもありがとうございます!

来週のNB Loungeは、タダタカさんです。
皆さん、遊びに来てくださいね。

Monday, August 31
NB Lounge

111 E 56th Street
(Between Park and Lexington Avenues)

7:30 PM to 11PM
(3 Sets)

Mamiko Taira (vocal)
Tadataka Unno (piano)

No Cover, No Minimum